店長のコラム
アマチュア格闘家とか…(w
(以下は筆者による個人的な感想に過ぎません)
「アマチュア格闘技愛好家って何のためにいるの?プロに勝てないのに格闘家面して恥ずかしくないの?」
この手の問い掛けに頭を悩ませる見習いファイターは多い。ネットでもこの手の言説を見たことがある方も多いだろう。
面白いのが、周りは誰もそんなこと思っていないのに、本人だけが勝手に「プロでなきゃやる意味ないのかな?」「強くなったところで喧嘩するわけじゃないし何のためにやるの…?」と、強くなった後の意味付けを先に考えてしまうのだ。これから積み重ねる辛い努力には実用性のある対価を求めてしまうのだろう。なんと、浅ましい限りだ。
こういう捉え方はどうだろうか?世の中に溢れる「キックのプロ」「空手黒帯」「大会優勝」などといった言葉には何の意味もない。理由は皆さん既にお気づきのことと思うが、「弱いプロ」「弱い黒帯」「たまたま弱い奴に当たって優勝した奴」がいるからだ。プロも黒帯も優勝も、それ単体では強さの証明にはなり得ないのである。
「そんなことはわかっている!それでもワシは見た目から入りたいんや!」という気持ちを否定するつもりはないし、なんなら筆者もそちら側の人間である。
あれは私が高校生の頃、グレート・ムタのようなプロレスラーになりたかった筆者は「なんか武道的なもんやっとかないと入門テスト落ちるよな…」と安直な考えで柔道部に入った。そう、武藤敬司と同じ経歴「だけ」を求めたのだ。
ところが体育には柔道の時間がある。柔道部なのに皆と同じ白帯を巻いているわけにはいかない!私は焦った。
柔道の投げ技に何の興味もなく、やりたいのはプロレスっぽい寝技のみ。腕十字、三角絞め、チョークスリーパーしか持たない私は、それだけを武器に昇段試験に挑み、関節技が禁止されている中学生に必死の腕十字で一本を取った。念願の黒帯である。自分の名前が刺繍された黒帯が届くまで待ち切れず、道場に放置されていた名無しの黒帯を「仮巻き」してドヤりまくったことは言うまでもない。
さて、この黒帯に何の価値があるだろう?昇段試験での勝利に何の価値があるだろう?このような称号を欲しがるのも独りよがりなら、そこに価値がないことを知っているのも自分だけなのだ。
結論
本当に価値があったのはそこで得た技の理解や経験だけだった。プロ云々、段位云々が説得力を持ってくるのは、技や経験によってそれが裏打ちされている者だけだ。むしろ弱いプロ、弱い黒帯の方がダサくね?という話である。
余談ながら柔道部は、最初からあまりやる気なかったところに、めちゃくちゃ強くてやる気に満ち溢れた一年生が入ったことで一気にやる気をなくしてボロ泣きしながら退部した。筆者はどのツラ下げてこんなものを書いているのか。
感想
と言いつつ、形から入って、そのあと本格的に世界にどっぷり入り込むケースも普通に多いので、「プロや黒帯になったら辞めよかな」みたいな考えは別に悪いこととは思いません。
ただ、UFCやGLORYやONEなんかを見て、あのレベルじゃないのにやる意味ある?とか考えるのはギャラクティカファントムウルトラスーパー44マグナムアルティメット・バカです。
プロだろうとアマチュアだろうと我々に出来ることは練習しかありません。当キックボクシング塾『La Amarta』は尼崎市高田町であなたをお待ちしております。